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カナディアン・パシフィック・カズノコ協会
カズノコについて

6.コレステロール

コレステロール低下作用 - 数の子のコレステロールは普通に食べていれば特に問題はない。数の子に含まれるコレステロール低下作用を有する機能性分(DHA、EPA、リン脂質)の機能の高さの方を注目すべき

数の子にはだいたい100gあたり370mgのコレステロールが含まれています。コレステロールの最も多い食品として知られている鶏卵ですと、100gあたり約470mgですので、数の子もコレステロールを多く含む食品といえるでしょう。

さて、人間ドックなどで、「コレステロールを取り過ぎないように」とお医者さんにいわれた方もおられるかと思います。そんな話を聞くとコレステロールは悪者かと思ってしまいますが、実は違うのです

コレステロールは我々になくてはならない栄養素なのです。細胞膜、ステロイドホルモン、胆汁酸、ビタミンDの原料としてコレステロールは我々にとって必須の成分です。

それではなぜ、コレステロール値をそう気にするのでしょうか?それは、必要以上にコレステロールが存在すると、これが血管内を行き場もなくグルグル回っている間に酸化され、酸化コレステロール(動脈硬化の引き金になる。)になるからなのです。

過剰なコレステロールがよくないというのはそういうことなのです。ところで、体の中のコレステロールの70%は体の中で合成されます。あとの30%が食物として摂取されます。

通常、食物としてコレステロールを多量に摂取すると、体の中のコレステロール合成に抑制がかかり、全体としてはあまり増えることはありません。

したがって、健康な人は食事として数の子を食べたとしても、血中のコレステロールが上昇するということはまずありえません。数の子のコレステロールを気にするより、数の子に含まれるDHA、EPA、リン脂質の機能の高さの利点の方を注目すべきでしょう。
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